自分の子どもを職場に預けて働ける!?企業主導型保育所で働くメリット・デメリット!

自分の子どもを職場に預けて働ける!?企業主導型保育所で働くメリット・デメリット!

自分の子どもを職場に預けて働ける!?企業主導型保育所で働くメリット・デメリット!

2024/12/20

投稿者:スタッフ

そもそも『企業主導型保育所』ってなに?

企業主導型保育園とは、企業が運営する保育所の事で認可外保育所の一種になります。企業主導型保育事業という国の制度に則って設備された保育所です。認可外保育所でありながら、職員の配置基準や設置基準、助成金の対象などは、認可保育所とほとんど変わらない事が特徴です。

 

 

では、『企業主導型保育事業』ってなに?

企業主導型保育事業は、平成 28 年度に内閣府が開始した企業向けの助成制度です。企業が従業員の働き方に応じた柔軟な保育サービスを提供するために設置する保育施設や、地域の企業が共同で設置・利用する保育施設に対し、施設の整備費及び運営費の助成を行います。

 

企業主導型保育事業の特色

  • 企業が、自社の従業員の働き方に応じて、多様で柔軟な保育サービスを提供することができます。
  • 夜間や土日、短時間や週2日のみ働く従業員への対応なども可能です。
  • 複数の企業が共同で設置したり、共同で利用することができます。
  • 地域の子どもを受け入れることにより、施設運営の安定化を図ったり、地域貢献を行うことができます。
  • 認可外保育施設でありますが、保育施設の整備費及び運営費について、認可施設と同程度の助成を受けることができます。

 

出典:内閣府「1. 企業主導型保育事業の制度の概要と企業のメリット」

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/ryouritsu/tachiage/1_01.html

 

 

『企業主導型保育所』で働くメリット!

自分の子どもを自分が働いている園や近隣の系列園に預けられる

企業主導型保育所は自社の従業員の子どもを優先して入所させることができます。これは保育園で働く保育士も含まれているので、自分の子どもを預けながら働くことが可能です。

自分の子どもと一緒に通勤できるので、保育所に預けてから出勤しなくて済むことで、時間的に余裕を持って働くことが出来ます。

 

子どもの保育料が一般の保育所に預けるよりも安い

企業主導型保育所の場合、従業員の保育料が安く設定されている場合があります。

中には保育料が無料ということもあります。保育料が無料であれば、家計は非常に助かりますね。

 

比較的園児の人数が少ない傾向にある

企業主導型保育園は、0歳~5歳までの子どもを預かる大規模な園もありますが、0~2歳までの定員20名未満の小規模な園が多い傾向です。子どもの人数が少ないと、比較的ゆったりとした環境で保育ができます。一人ひとりにきめ細やかな保育をしたい方や大規模園ではなく小規模な保育園で働きたい、乳児の保育をしたいと考えている方にはオススメです。

 

待遇がよい園が比較的多い

保育所を設置する企業の給与体系や福利厚生、休暇制度を保育士にも反映している場合が多く、一般的な保育所の求人と比較して、待遇のよい園が多い傾向です。運営している企業の福利厚生や給与制度が整っていれば、保育施設にも適用される為、同規模の認可保育所と比べると高く、昇給の幅が大きい場合があります。

 

 

『企業主導型保育所』で働くデメリット!

勤務時間が不規則

会社で働く従業員を支援するための保育園のため、従業員の労働時間に合わせて土・日・祝日の出勤や24時間保育を実施する園もあります。保育所によっては、シフト制で勤務時間が不規則となるので、実際に見学や面接の際に確認しましょう。

 

正社員の保育士負担が大きい傾向にある

子どもの定員数が少ない保育所では、保育士の人数も少ない場合が多く、1人の正社員保育士に大きな負担がかかる傾向にあります。企業の従業員と同じ休暇制度があっても、有給休暇や急な休みを取りにくい場合もあるでしょう。また、職員全体の半分以上が保育士資格保有者であればよいと定められているため、資格を持たないスタッフが多い可能性があります。正社員保育士として入社すると、責任のある仕事を任されやすく、ストレス・疲労が蓄積することも考えられます。

 

保護者から常に見られている可能性がある

企業主導型保育所は要件を満たしていれば敷地内に保育所を設置できます。そのためフロアの一部を整備して運営している事があります。その場合、保育所の敷地以外は企業の従業員が働くフロアなので、保護者の方が働いている可能性があります。人によっては保護者の方に見られているかもしれないという緊張感から、思うような仕事ができないという方もいるかもしれません。フロアが完全に分かれている、近隣の建物を利用しているなど、保育園の設置場所については確認をしておきましょう。

 

定員割れが続いている場合は、閉園する可能性もある

認可外保育施設である企業主導型保育所は、いくら補助金がもらえるとはいえ、基本的には利用者の保育料で賄われています。そのため定員割れの状況が続くと、運営状態が悪くなり、最悪の場合閉園するという可能性も否定はできません。過去数年間で定員割れがないか事前に確認しましょう。

 

 

まとめ

『企業主導型保育所』で働く上でもメリット・デメリットはあります。先入観だけで決めてしまうのではなく、色々と保育所を実際に見学してみて、自分に合う保育所を見つけて頂ければと思います。

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